2012年1月
2012年1月15日(日)
15:00開演
会場:京都コンサートホール 大ホール
座席:2F/P1-25
★★
日本センチュリー交響楽団
京都特別演奏会
日本センチュリー交響楽団
小泉和裕(指揮)
四方恭子(ヴァイオリン)*1
横坂源(チェロ)*1
曲目

ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102 *1
・ ・
ブラームス/交響曲 第1番 ハ短調 作品68

シューベルト/「ロザムンデ」 間奏曲 第3番 (アンコール)

 ◆ へるべると・ふぉん・こいずみ

今日は、今年初めてのコンサート観賞。京都コンサートホールで日本センチュリー響を聴きました。
小泉さんの指揮で、ブラームス・プログラム。

前半はドッペル・コンツェルト。目を閉じて、気持ちよく聴きました。「寝た」ともいう・・・。

後半は交響曲第1番。
早めのテンポで進めていく小泉さんの指揮姿はカラヤン風。
きれいによくまとまった演奏でしたが、私には面白みに欠けたかな。
ひねくれた私には、心に響いてくるものが、残念ながら感じられなかったです。

でも、たぶん一般的には、かなり良い演奏だったのでしょう。
私がブラ1がそれほど好きじゃないということが、大きな理由だと思います。

小泉さんの指揮で、私の好きな3・4番を聴いてみたいな。
そしたら、小泉さんの印象が、ガラッと変わるかも・・・?


昨年は、★★★★★を連発しすぎてしまったので、今年は少し厳しく・・・。
今日のコンサートは★★にしていますが、昨年の基準だったら★★★です。


 携帯電話のカメラじゃ上手く撮れない・・・

 

2012年1月17日(火)
19:00開演
会場:京都コンサートホール 大ホール
座席:3F/C1-14
★★★
京都大学交響楽団
第190回定期演奏会
創立95周年記念特別公演
京都大学交響楽団
井上道義(指揮)
曲目

ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ 「天体の音楽」
・ ・
マーラー/交響曲 第9番 ニ長調

 ◆ みちよしときょうだい

アマチュアのオーケストラはめったに聴かない私、学生オケは初めて聴きました。
大好きな道義氏が指揮する、しかもマーラーの交響曲第9番ということで、聴きに行くことにしました。
ちなみに私の弟は、この大学の出身だったりします。(私とは違い、頭のデキがいいらしい・・・)

1曲目は、ヨーゼフ・シュトラウスの「天体の音楽」。
道義氏は、4月に大フィルでもやりますね。

休憩をはさんで、後半はマーラーの交響曲第9番。
この曲をナマで聴いたことが少なく、これまでに大友さん&京響とゲルギエフ&ロッテルダム・フィル
くらいです。どちらも今日と同じホールでした。

弦楽器は、聴きごたえがありました。
そして、管楽器は苦しいところもありましたが、全体としてなかなか健闘していたのではないでしょうか。


京都コンサートホールで3階正面の席に座ったのは、何年ぶりだろう・・・。
最近は、いつも2階ステージ横のバルコニー席を選ぶので、本当に久しぶりでした。
当り前ですが、音のバランスはとてもいいですね。綺麗に聞こえます。
ただ、やはり刺激が少ないです。いつもの席だと、金管や打楽器の音が喧しく聞こえて、
指揮者の顔を見ながら聴ける、私自身そんな環境でないとなかなか満足できないように
なってしまっています。

道義氏は、今日もノリノリで指揮していました。
やっぱ、いつもの席で聴きたかったなぁ・・・

 

2012年1月20日(金)
15:00開演
会場:兵庫県立芸術文化センター 大ホール
座席:1F/RA-1
★★★
兵庫芸術文化センター管弦楽団
第48回定期演奏会
兵庫芸術文化センター管弦楽団
佐渡裕(指揮)
並河寿美(ソプラノ)
キュウ・ウォン・ハン(バリトン)
オープニング記念第9合唱団
曲目

ブラームス/ドイツ・レクイエム 作品45

 ◆ ふじわらさき

いつものように、阪神なんば線を経由して今津駅で下車。
今津の大阪王将で昼食をとってから、西宮北口にあるPACへ向かいました。
ザ・シンフォニーホールのある福島だと、「大阪王将」にするか「餃子の王将」にするか迷うところです(笑)

今日のプログラムは、ドイツ・レクイエム、というよりも「ドイツ語レクイエム」と言った方がいいのかな。
この曲は、かなり以前にCDで一度聴いたことがあるくらいでした。しかも、最後まで聴き通せなかった。

指揮の佐渡さんはダイエットをされたらしく、結構スリムになっていました。

演奏ですが、めったに聴かない曲なので、良いかどうかはよくわからないです。
ただ、いつもこういう曲を聴くと無性に眠くなってくるので心配していましたが、
今日は睡魔は全然襲ってきませんでした。
第6曲が激しい曲調で、なかなか楽しめました。佐渡さんも勢い余って、指揮棒を客席まで落としちゃうし・・・。

今日はダブルヘッダーなので、終演後は急いで京都へ向かいました。

 

 

2012年1月20日(金)
19:00開演
会場:京都コンサートホール 大ホール
座席:2F/R-1-8
★★★
京都市交響楽団
第553回定期演奏会
京都市交響楽団
ロベルト・ベンツィ(指揮)
リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)*1
曲目

ラロ/歌劇 「イスの王様」 序曲

サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22 *1

ドビュッシー/前奏曲集 第1巻 〜雪の上の歩み (アンコール) *1
・ ・
ドビュッシー/小組曲 (ビュッセル編)

ドビュッシー/交響詩 「海」

 ◆ ベン・ツィー

ロベルト・ベンツィ、初めて名前を聴く指揮者でした。
印象ですが、お腹がとても大きくて、指揮棒がやたらと長い。なんか昔の指揮者見たい。

1曲目は「イスの王様」序曲、曲の存在は知っていましたが、初めて聴きました。

次にサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番。よく眠れました。
不思議なことに、いつも曲が終わる少し前に必ず起きるんですよね。

後半はドビュッシーの2曲。小組曲は久しぶりに聴きました。素敵な曲ですよね。
清水さんの奏でるフルートの音色がとても心地よかったです。

最後は「海」。ベンツィ氏はコンサートの前に北斎展を見てきたとかで、その効果か
とても聴きごたえがありました。

近鉄の3月のダイヤ変更で、京都駅夜10時発の橿原神宮前行き特急ができるとのこと。
これは非常にありがたいです。京都コンサートホールからの帰り道が、とても楽になります。

 

2012年1月22日(日)
15:00開演
会場:Bunkamura オーチャードホール
座席:3F/R1-6
★★★
東京フィルハーモニー交響楽団
第809回オーチャード定期演奏会
東京フィルハーモニー交響楽団
小林研一郎(指揮)
中野翔太(ピアノ)*1
曲目

芥川也寸志/弦楽のための三楽章

モーツァルト/ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467 *1
・ ・
チャイコフスキー/交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」

 ◆ ホッと一息、ホット悲愴

10日ほど前に友人に誘われて、急遽東京に行くことになりました。
昼はコバケンさん、夜には小澤征爾さんのダブルヘッダーです。

オーチャードホールに来たのは、いったい何年ぶりだろう・・・? めっちゃ久しぶりです。

今日の1曲目は、芥川の「弦楽のためのトリプティーク」。
この曲をコバケンさんの指揮で聴くのは3回目です。コバケンさんのお気に入りなのでしょうか?
なかなか聴きやすい曲で、私も何度も聴きたくなります。

2曲目は、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番。モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも一番有名な曲でしょう。
よく眠れました(爆)

後半は、チャイコフスキーの「悲愴」。
チラシに書いている通り、まさに「悲しくも熱く燃えるコバケンの悲愴」でした。
ほんと、熱かったです!

 名古屋までアーバンライナーで移動

2012年1月22日(日)
19:00開演
会場:サントリーホール 大ホール
座席:2F/LB1-1
★★★★
水戸室内管弦楽団
東京公演
水戸室内管弦楽団
小澤征爾(指揮)*1
宮田大(チェロ)*1
曲目

モーツァルト/ディヴェルティメント ニ長調 K.136(125a)

モーツァルト/交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」
・ ・
ハイドン/チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1 *1

 ◆ 小澤征爾、ちょっと復活

オーチャードホールでコバケンさんの「悲愴」を聴いてから、サントリーホールへ移動。
お目当ての小澤征爾さんですが、体調不良のためチェロ協奏曲のみ指揮、他の曲は
指揮者なしで演奏されました。

小澤征爾さんの指揮をナマで聴くのは、これまでにサイトウキネン2回と新日本フィル2回のみで
水戸室内管は初めてでした。

水戸室内管のチェロには、京響ソロ首席の上村さんがいらっしゃいました。
先日の京響の定期演奏会では見かけなかったので、どうしてかな・・・と思っていたら、
こちらに出られていました。

前半のモーツァルトは指揮者なしでしたが、名手ぞろいの水戸室内管はさすがに上手いですね。

後半は小澤さんが登場。さすがに存在感があります。小澤さんの姿を見ただけで、気分が盛り上がりました。

演奏が始まる前に、天皇皇后両陛下がRBブロックにご臨席、私のいるLBブロックからは
お姿がよく見えました。

いつもならコンチェルトを聴くと眠くなるところですが、今日は全然眠くなかったです。
小澤さんは、ときどき椅子に腰をかけながらの指揮でしたが、とても迫力があり、
目の前で繰り広げられる壮大な音楽に惹き込まれました。
(まさかハイドンの、しかも協奏曲に「壮大」という言葉を使うことになるとは思わなかったです。)
演奏が終わったら、もう胸がいっぱいでした。

急なことでしたが、わざわざ東京まで聴きに行った甲斐がありました。



2012年1月26日(木)
19:00開演
会場:ザ・シンフォニーホール
座席:2F/W-20
★★★★
大阪フィルハーモニー交響楽団
第454回定期演奏会
大阪フィルハーモニー交響楽団
ゲルハルト・ボッセ → 大植英次(指揮) 指揮者変更
曲目

ハイドン/交響曲 第92番 ト長調 Hob-I.92 「オックスフォード」
・ ・
メンデルスゾーン/交響曲 第3番 イ短調 作品56 「スコットランド」
曲目変更
ベートーヴェン/交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」

 ◆ 袖が気になる〜、袖が〜、袖が〜〜〜

この1月、90歳になったばかりのゲルハルト・ボッセ、なんと大フィル定期デビュー!
と書くはずだったのですが、ボッセ氏は体調不良のため降板、代役として音楽監督の大植さんが
指揮することになりました。
プログラムは、前半のハイドンはそのまま、後半はメンデルスゾーンからベートーヴェンに変更になりました。

ボッセ氏には、早く回復され再び指揮姿を見せてくれることを、心より祈ります。

前半のハイドンの「オックスフォード」は初めて聴く曲でした。
これまでずっと、「ハイドンはつまらない」と思いこんできましたが、実はそうではないかも・・・。
なかなか聴きごたえがあり、特に第4楽章がとても面白く、大植さんのユニークな指揮姿と曲想が
見事にマッチしているように感じました。
やっぱ、聴かず嫌いはよくないですね〜。

後半は、ご存知ベートーヴェンの「英雄」。
演奏ですが、個性溢れる指揮姿とは裏腹に、意外と大植さんの色はそれほど強くなく、
超絶変態エロイカを期待していた私にはちょっと拍子抜けなようにも感じました。
でもでも、今日の演奏はとても素晴らしく、特に第2楽章が心に響きました。

今日のMVPはもちろんオーボエの大森さん。大森さんの奏でる心に染みる音色は、とても素敵でした。
それから、コクがあるのにキレがあるティンパニの轟音、やっぱりティンパニは堀内さんがイチバンや〜!

さて、来月の定期も大植さんが登場、「田園」と「春の祭典」です。めっちゃ楽しみです♪

 

2012年1月28日(土)
17:00開演
会場:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
座席:2F/2RA-7
★★★
ボリショイ・バレエ
『ライモンダ』
ボリショイ劇場管弦楽団
パヴェル・ソローキン(指揮)
曲目

グラズノフ/バレエ 「ライモンダ」

 ◆ びわ湖バレエへ行こう!

というわけで、行ってきました「びわりん」こと大津びわ湖、ってなんじゃそりゃ〜?

私は、いつもオーケストラのコンサートばかり行っていますので、今日のような舞台モノは
あまり観賞する機会がありません。
これまでに行ったのは、ミハイロフスキー劇場バレエの「白鳥の湖」が2回(指揮はアノハーノフとホリコフ)と、
前回のボリショイ・バレエ来日公演だけです。

その前回は同じびわ湖ホールで、ショスタコーヴィチの「明るい小川」(指揮はクリニチェフ)という
とても珍しい曲を聴きました。
今回聴きに行ったのは、グラズノフの「ライモンダ」です。
(本当は「見た」とか「観た」と方がいいのでしょうが、敢えて「聴いた」と書いておきます。)
「ライモンダ」の曲は、これまでに何曲か細切れで聴いたことがあるくらいです。

開演後、どうしてもオーケストラピットの中が気になってしまい、ステージ上を見ながら
オケピの中も覗き見し、演奏を聴くことに集中するとステージ上のことは忘れてしまう・・・、
バレエを観賞するのは本当に難しいです。

今回の指揮は、音楽監督のソローキンです。
ここの音楽監督・首席指揮者を務めた指揮者といえば、スヴェトラーノフ、ロジェストヴェンスキー、
シモノフ、ラザレフ、ヴェデルニコフといった錚々たる顔ぶれで、ソローキンにも期待が高まります。

あまり聴かない曲、しかもオケピの中での指揮なので、ソローキンの特徴はあまりよくわかりません
でしたが、とても聴きごたえのある演奏でした。
ソローキン、機会があれば是非コンサートでも聴いてみたいな、と思いました。
どこか日本のオーケストラに客演してくれないかなぁ・・・。

そういえば、ピット内にマイクが何本も立っていましたが、あれは何かな?

 




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